行き着いた先は古代ギリシアの時代でした。
ギリシア神話にてプロメテウスという神が
ゼウス(雷を司る神)から火を奪い、人間に伝え
古代オリンピックにて灯されていたことが起源とされています。
近代オリンピックの聖火は1928年のアムステルダムオリンピックにて
再び導入されたそうです。
また現在受け継がれている聖火は1936年のベルリンオリンピックにて
灯されていたとされています。
ベルリンオリンピックまでの過程では、ナチスの人々により、
首都まで壮大な演出が計画されていたそうです。
リレー自体は「第三帝国」組織力と能力をアピールするためでした。
しかしこれにはもう一つ理由があり、
本当の目的としてはオリンピアとベルリンを結び、
アーリア人(ユーラシア中央部出身者の人で、
主にインド・ヨーロッパ語族でインド・イラン語派に属する言葉を話す人々 )
が古代ギリシア人の「直系の子孫」だということを印象付けるため
だと言われています。
当時は遺跡発掘により古代ギリシャが西欧文明の発祥の地として脚光を浴びていたそうです。
ヒトラーにとってこの事がアーリア人の優位さを証明する絶好の機会でした。
聖火の元々の起源と言われると、古代ギリシアという大昔の時代に遡るわけですが
現在の聖火の起源は1936年という短い歴史であることが分かりました。
昔から火が受け継がれていたわけではなく
現在のものは、かつて残虐な罪を犯した者から導入されていました。
私としては複雑な気分になります(笑)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E7%81%AB
http://www.yomiuri.co.jp/athe2004/special/monogatari/mo2003072301.htm
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